SCOTT JAPAN メカニック担当の玉井です。

2回目の更新、今回のお題は「SCOTT MTBの種類と違い」です。
 

最近の試乗会で、よく聞く言葉が「MTBに乗るのは初めてです」だったりします。
私も含めた30代以上の自転車乗りの皆さんは、80~90年代のMTBブームを経験していて、初めてのスポーツバイクと言えば大抵はMTBでした。
 

でも、ここ数年のロードバイクブームからスポーツバイクに乗り始めた方にはMTBは未経験なバイク。
ロードバイクにもエアロや軽量系ヒルクライムバイク、エンデュランスなどジャンルは有りますが、MTBほどの種類はありません。
 

その為、SCOTTの豊富なラインナップのMTBのどれを選べば良いのか判らない、という、当然の疑問が発生します。
 
今回はそれぞれの車種をどんなバイクなのか、ご案内したいと思います。



GAMBLER

ズバリDH(ダウンヒル)バイクです。
 

夏のスキー場のゲレンデを使用した常設コース、車を使ってハイクアップなど、登りを含まないオフロードコースで楽しむ、下り専用のMTBがDHバイクです。
 

チェーンリングはシングル。リアのスプロケットはロード並みかそれ以下の小ささで、登りを走ることは全く考えられていません。車体の軽さよりも剛性を重視した設計で、20㎝を超える前後サスペンションストロークを備えています。
 

MTBブームのころ、ほんのひと時、街乗りで使う動きが有りましたが、あまり漕ぐことを考えた車種ではない為、すぐに下火になりました。
この車種を買う目的はあくまでもDHです。


GENIUS 700 Plus

登りをこなし、下りを全開に楽しむ。そんな使い方が似合うのがトレイルバイクです。
 

前後15㎝くらいのサスペンションストロークで、ポジションも下り重視、懐深く、下りを楽しめます。DHバイクほどの剛性は有りませんが、比較すると圧倒的に車重が軽く、軽いギア比も装備し、登りがこなせます。登りも走る下り系レース、エンデューロでも使用される車種です。


SPARK 700 Plus & SCALE 700 Plus

SCOTTではライトトレイルと表現しているこの2車種。
27.5Plusと呼ばれる、650Bサイズの直径で2.8~3.0インチの太いタイヤを装備したXCジオメトリーの漕ぎ重視のトレイルバイクです。
 

トレイルバイクよりも登りの性能を重視、登りも「楽しむ」ならこちらの車種。逆に言うと下の「レースバイク」よりも下りを重視しているので、ハイグリップな太いタイヤを生かしたライン取りでレースに使用する例も見られます。


SPARK 900 & SCALE 900

レースバイク。XC(クロスカントリー)レースを速く走る為のMTBです。サスペンションのストロークは10㎝~12㎝。
 
登りを速く走る為、車重の軽さを重視し、平均速度が高くなるため、ロードバイクのような前傾の強い乗車姿勢を取りやすいジオメトリーを採用しています。29インチホイールの転がり性能で速くフィールドを駆け抜けます。
SCALE RCSPARK RC はさらにレースに的を絞ったシリーズ。チェーンリングはシングルスピード専用とするなど、軽量化を剛性強化、速く走ることへの最適化を突き詰めています。
XCの世界チャンピオン、ニノ・シューター選手が乗っているSCOTTのXC BIKEは間違いなく現在最速を誇ります。


ASPECT

レースバイク SCALEの弟分、ASPECTはパーツやフロントフォークなどのグレードを抑え、入門機種として用意されたシリーズです。
 
価格は抑えていますが、内容は必要十分。29インチの900シリーズと27.5インチの700シリーズを揃え、街乗りにも、ツーリングにも、オフロード遊びにも使いやすい、SCOTTのASPECTはオフロードを楽しむ第一歩に最適です。


BIG JON

26x4.8インチの極太タイヤを履いたファットバイク。
 

その太いタイヤは砂浜でも雪の上でも沈み込まず、どこでも走れます。オフロード走行においても圧倒的なグリップ力を発揮し、その大迫力は他にはない、特別な車種です。いろいろな大会でファットバイク部門が作られていたりして、1つのジャンルとして定着しました。


VOLTAGE

スケートボードパーク、ダートジャンプでの使用を想定した頑丈なフレームが売りのシングルスピードMTB。ウィリーやマニュアル、ジャックナイフ、ダニエルなど、アクション、トリックを身につけたい方におススメの車種です。


豊富なラインナップが売りのSCOTT MTB。文章だけではイメージはなかなか伝えきれません。
 

興味がわきましたら、ぜひお近くのSCOTT BIKEディーラー店へお訪ねください。
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