Vuelta a Espana 2018も2週目、9/3の休息日を挟み、9/10に第10stが開催されました。


第10stは今年のVueltaにおいてはかなり珍しい全く平坦なステージ。
スプリンターにとっては活躍することのできるステージがかなり限られるため、絶対に逃せないチャンス、逆に総合勢にとってはトラブル等で遅れることなく集団でゴールさえすればタイム差を付けられることも無いので、安心できる1日です。

そんな中、残り20㎞地点で Mitchelton-SCOTT チームのエース、Simon Yates選手がパンク。体格は違いますが Michael Albasini 選手のバイクと交換してすぐに走り出し、チームカーが合流出来次第、自分用のスペアバイクに再度交換し、タイム差無しで無事ゴールしました。








第11stは前日とうって変わって登りと下りしかないような207.8㎞。
アタックが繰り返されたのち、100㎞を過ぎて19名もの逃げ集団ができました。
Mitchelton-SCOTT チームは Jack Haig 選手を逃げ集団に送り込むことができたため、長い時間の集団牽引をせずにすみ、この日は少し脚を休めることができました。
集団から11名が逃げ切りましたが、その中には総合上位選手は含まれず、大きな順位変動も無く、Simon Yates選手はリーダージャージをキープしました。







第12stは平坦基調ではあるけれどスタート直後と120㎞付近に3級山岳が有り、それ以外のアップダウンもコースプロフィールで見る以上に有ったスプリンターには厳しいコースでした。
10㎞地点の3級山岳から18名の逃げが決まり、総合リーダーのSimon Yates選手がいる Mitchelton-SCOTT チームは長時間集団先頭をコントロールすることになり脚を使わされる展開になります。
11分ほどのタイム差は最後まで縮まらず、スタート時点で5分45秒差だった Cofidis チームの Jesus Herrada 選手が2分32秒遅れの16位でゴールし、3分22秒差をつけて総合首位にたちました。
レース後のインタビューで Simon Yates選手は「シーズン終盤でプロトンの選手はみな疲れている。今日は途中から逃げ集団を積極的に追わない戦略に切り替えた。」とコメントしています。


La Vuelta - Stage 12 Results:
1. Alexandre Geniez (AG2R-La Mondiale) 04:22:59
2. Dylan Van Baarle (Team-Sky) ST
3. Mark Padun (Bahrain-Merida) ST
22. Simon Yates (Mitchelton-SCOTT) +11:39

General Classification after Stage 12:
1. Jesus Herrada (Cofidis) 50:28:56
2. Simon Yates (Mitchelton-SCOTT) +3:22
3. Alejandro Valverde (Movistar) +3:23








第13stからはいよいよ大会山場の山岳ステージ、登りゴール3連戦です。
この日のコースは1級山岳を越え、さらに1級山岳の登りゴールで雌雄を決するタイム差が付きやすい設定。
序盤に大きな逃げ集団が出来、総合上位チーム、Cofidis、Mitchelton-SCOTT、Movistar のアシストたちが集団をけん引します。
Euskadi-MuriasチームのOscar Rodriguez 選手が逃げ切り優勝を決め、総合勢では集団内から抜け出したMovistarチームのNairo Quintana 選手が2分32秒遅れの21位、それに続いたSimon Yates 選手は2分38秒遅れの22位でゴール。4分18秒遅れ44位でゴールした Jesus Herrada 選手との差を詰めました。


La Vuelta - Stage 13 Results:
1. Oscar Rodriguez (Euskadi-Murias) 04:17:05
2. Rafal Majka (Bora-Hansgrohe) +0:19
3. Dylan Teuns (BMC-Racing-Team) +0:30
22. Simon Yates (Mitchelton-SCOTT) +2:38

General Classification after stage 13:
1. Jesus Herrada (Cofidis) 54:50:19
2. Simon Yates (Mitchelton-SCOTT) +1:42
3. Nairo Quintana (Movistar) +1:50







第14stも登りゴールの171㎞山岳ステージ。
序盤の逃げ集団をCofidis チームが積極的に追い、差を大きくは広げさせない展開に。
150㎞地点までに逃げはすべて吸収され、厳しいコースと繰り返されるアタック、集団のペースアップにより徐々に選手は絞り込まれていきます。
最後の登りにかかる頃には有力選手とごく一部のアシストのみが先頭集団に残り、残り2㎞でMovistar チームのNairo Quintana 選手がアタック、その動きについてこられたのは精鋭8名のみ。さらに最後の700mでSimon Yates 選手がアタックをかけ、そのまま勝利!
Cofidis チームのJesus Herrada 選手は9分16秒遅れの46位でゴールしたため、Simon Yates 選手は総合首位に返り咲きました。

大会公式YouTubeはこちら


La Vuelta - Stage 14 Results:
1. Simon Yates (Mitchelton-SCOTT) 4:19
2. Miguel Lopez (Astana) +0:02
3. Alejandro Valverde (Movistar) +0:02

General Classification after stage 14:
1. Simon Yates (Mitchelton-SCOTT) 59:11
2. Alejandro Valverde (Movistar) +0:20
3. Nairo Quintana (Movistar) +0:25









第15stは登りゴール3連戦の最終日。
有力な逃げ集団が形成されるも、Mitchelton-SCOTT チームと上位チームの集団牽引で追いつき、決定的な逃げは許さずに、勝負は最後の超級山岳登りゴールへ。
残り6㎞地点でAstana チームのMiguel Angel Lopez 選手が仕掛けるも、総合4位のアタックには反応され、引き戻されます。直後のGroupama-FDJチーム、Thibaut Pinot 選手のアタックは選手同士のお見合い、牽制もあり、成功し、そのまま勝利。
Miguel Angel Lopez 選手はラスト2㎞地点で再度アタックし2位に。これに反応できたSimon Yates 選手が続き3位でゴールし、総合2位以下とのタイム差を広げることに成功しました。

La Vuelta a Espana - Stage 15 Results:
1. Thibaut Pinot (Groupama-FDJ) 05:01:49
2. Miguel Angel Lopez (Astana) +0:28
3. Simon Yates (Mitchelton-SCOTT) +0:30

General classification after stage 15:
1. Simon Yates (Mitchelton-SCOTT) 64:13:33
2. Alejandro Valverde (Movistar) +0:26
3. Nairo Quintana (Movistar) +0:33








10日の休息日を挟み、11日の16stは個人タイムトライアル、Vuelta a Espana 2018、総合首位を守っているSimon Yates 選手はもちろん、献身的にそれを支えるMitchelton-SCOTT チームの選手たちから目が離せません。


Photo BY Mitchelton-SCOTT HP & FB 大会公式FB