Photo BY Mitchelton-SCOTT Twitter

5/11 からグランツールのGiro d’Italia がスタートしました。

5/20が1回目の休息日。
5/21~5/26の2週目は本格的な山岳ステージも始まり、大きく総合順位が動きました。
今回はその第2週目の様子をご紹介します。

Mitchelton-SCOTT チームの Simon Yates 選手は、第9ステージ個人タイムトライアルを31位で終え、その時点でトップから5分36秒遅れの24位につけていました。


Giro d’Italia – General Classification after Stage 9:
1. Valerio Conti (UAE Team Emirates) 36:08:32
2. Primoz Roglic (Jumbo-Visma) +1:50
3. Nans Peters (AG2R La Mondiale) +2:21
24. Simon Yates (Mitchelton-SCOTT) +5:36

5/21は第10ステージ。「真っ平」と言っていいほど高低差が無く、距離も短い145㎞の平坦ステージでした。
総合有力勢とそのアシスト達にとっては、落車やトラブルに気を付けて過ごす、週末の山岳ステージに向けた足慣らしのステージ。

Bardiani CSF チームのLuca Covili 選手がスタート直後にアタックし、NIPPO Vini Fantini Faizanè チームの日本人、初山 翔 選手が追いかけ、2名が集団から抜け出しました。
第3ステージに続いての初山選手の長距離逃げは残り30km地点で集団に吸収され、集団ゴールスプリントへ。
Groupama FDJ チームのArnaud Demare 選手が勝利しました。

Photo BY Giro d’Italia HP


Giro d’Italia – Stage 10 Results:
1. Arnaud Demare (Groupama FDJ) 3:36:07
2. Elia Viviani (Deceuninck Quickstep) ST
3. Rudiger Selig (BORA – Handgrohe) ST
29. Jack Bauer (Mitchelton-SCOTT) ST

Giro d’Italia – General Classification after Stage 10:
1. Valerio Conti (UAE Team Emirates) 39:44:39
2. Primoz Roglic (Jumbo-Visma) +1:50`
3. Nans Peters (AG2R La Mondiale) +2:21
24. Simon Yates (Mitchelton-SCOTT) +5:36






5/22は第11ステージ。
前日同様にほとんど起伏の無い平坦ステージ。
翌日からGiro d’Italia らしい本格的な上りのステージが始まるため、多くのスプリンター達がこのステージ終了後のリタイアを事前に発表していました。
最後のスプリントステージも逃げ切りは決まらず、3名の逃げを残り25km地点で集団が吸収し、ゴールスプリントとなりました。
Lotto-Soudal チームのオーストラリア人、Caleb Ewan 選手が2勝目をあげました。


Photo BY Giro d’Italia HP



Giro d’Italia – Stage 11 Results:
1. Caleb Ewan (Lotto-Soudal) 5:17:26
2. Arnaud Demare (Groupama FDJ) ST
3. Pascal Ackermann (Bora-Hansgrohe) ST
21. Esteban Chaves (Mitchelton-SCOTT) ST

Giro d’Italia – General Classification after Stage 11:
1. Valerio Conti (UAE Team Emirates) 45:02:05
2. Primoz Roglic (Jumbo-Visma) +1:50
3. Nans Peters (AG2R La Mondiale) +2:21
4. Simon Yates (Mitchelton-SCOTT) +5:36






5/23は第12ステージ。
この日から本格的な山岳ステージが始まり、総合有力勢による戦いが始まるはずでしたが、スタート直後に25名もの逃げ集団が形成されてしまい、各チームの戦略が練り直されます。
最終的には17名が集団よりも最大8分先着し、Bora-Hansgrohe チームのCesare Benedetti 選手が勝利をあげました。
さらには集団も崩れたため、総合順位は大きく動き、Mitchelton-SCOTT チームのSimon Yates 選手はトップから7分53秒差の総合13位となりました。

Photo BY Giro d’Italia HP



Giro d’Italia – Stage 12 Results:
1. Cesare Benedetti (Bora-Hansgrohe) 3:41:49
2. Damiano Caruso (Bahrain-Merida) ST
3. Eddie Dunbar (Team Ineos) ST
26. Esteban Chaves (Mitchelton-SCOTT) +8:03

Giro d’Italia – General Classification after Stage 12:
1. Jan Polanc (UAE Team Emirates) 48:49:40
2. Primoz Roglic (Jumbo-Visma) +4:07
3. Valerio Conti (UAE Team Emirates) +4:51
13. Simon Yates (Mitchelton-SCOTT) +7:53





5/24は第13ステージ。
54km地点に1級山岳、134km地点で2級山岳を越え、1級山岳上りゴールの196kmのGiro d’Italia らしい厳しいコース。
スタート直後からアタックが繰り返され、28名が飛び出す前日同様の展開に。
Mitchelton-SCOTT チームはSimon Yates 選手が総合タイム差をつけられてしまった事も有り、全員でエースを守る以外の行動もとれる作戦に切り替え、この集団にMikel Nieve 選手とChris Juul-Jensen 選手を送り込みます。
それでもチームのエースはSimon Yates 選手。後方の集団ではLucas Hamilton 選手が献身的にアシストして、エースの前を引き続けます。

厳しいコースをこなし最後の上りに入ると先頭集団は僅かに3名に。
Simon Yates 選手が追いついてくる展開にはならなかった為、Mikel Nieve 選手はそのままゴールを目指し、優勝したKatusha-Alpecin チームのIlnur Zakarin 選手から35秒遅れの2位に入りました。
Simon Yates 選手は総合上位勢からも遅れてしまい、この日はさらにタイム差がついてしまいます。


Photo BY Giro d’Italia HP



Giro d’Italia – Stage 13 Results:
1. Ilnur Zakarin (Katusha-Alpecin) 5:34:40
2. Mikel Nieve (Mitchelton-SCOTT) +0:35
3. Mikel Landa (Movistar Team)+1:20
17.Simon Yates (Mitchelton-SCOTT) +5:00

Giro d’Italia – General Classification after Stage 13:
1.Jan Polanc (UAE Team Emirates) 54:28:59
2. Primoz Roglic (Jumbo-Visma) +2:25
3. Ilnur Zakarin (Katusha-Alpecin) +2:56
12. Simon Yates (Mitchelton-SCOTT) +8:14





5/25は第14ステージ。
131kmに獲得標高4000m、5つのカテゴリー山岳を詰め込んだ密度の濃い山岳コースです。
8名の先行集団が形成されMitchelton-SCOTT チームからはLucas Hamilton 選手とChris Juul-Jensen 選手が入り、レースの展開次第ではステージ優勝を狙うことも、逆に後ろを待ち、エースが後ろから合流した際のアシストにもなれる状態を作ります。

前日は集団からも遅れてしまったSimon Yates 選手でしたが、この日は輝きを取り戻し、精鋭集団内で走ります。
106km地点の1級山岳に上りでBahrain-Merida チームがペースは上げ、逃げ続けていた選手たちを全て吸収すると、Vincenzo Nibali 選手がペースを上げ、精鋭集団も破壊します。
頂上まで3kmあたりでそこからさらに Movistar Team のRichard Carapaz 選手がアタックし、下りで独走します。
下りから最後の3級山岳までの区間でSimon Yates 選手も10名以下になった精鋭集団に追いつき、上りでお互いをけん制してペースが上がらない集団から抜け出します。
Richard Carapaz 選手はそのまま逃げ切りステージ優勝と総合首位を手に入れます。Simon Yates 選手はステージ2位になり、20秒以上タイム差を減らすことに成功しました。

Photo BY Giro d’Italia HP

Photo BY Mitchelton-SCOTT Twitter



Giro d’Italia – Stage 14 Results:
1. Richard Carapaz (Movistar Team) 4:02:23
2. Simon Yates (Mitchelton-SCOTT) +1:32
3. Vincenzo Nibali (Bahrain-Merida) +1:54

Giro d’Italia – General Classification after Stage 14:
1. Richard Carapaz (Movistar Team) 58:35:34
2. Primoz Roglic (Jumbo-Visma) +0:07
3. Vincenzo Nibali (Bahrain-Merida) +1:47
9. Simon Yates (Mitchelton-SCOTT) +5:28





5/26は第15ステージ。
翌日が2回目の休息日で、ある程度無理が効くこと。コースが10月開催の「落ち葉のクラシック」「クライマーズクラシック」こと Il Lombardia のルートを通る厳しいコースであることから、大きく総合が動く日になるのではないかと思われた232km。

選手の力の差が出るコースで有り、登坂力と独走力を兼ねた選手の逃げ切りも考えられるため、スタートから集団の動きは活発になります。
2名の逃げが決まり、最大で15分もの差をつけていました。総合にはかかわらないこの逃げは容認され、Astana Pro Team のDario Cataldo 選手が逃げ切り勝利をあげました。
メイン集団の有力勢からも再三、Simon Yates 選手がアタックを繰り返し、そこにカウンターアタックでBahrain-Merida チームのイタリア人、Vincenzo Nibali 選手が飛び出し、定評のある下りで一時的に差を広げます。
ゴールまでにSimon Yates 選手を含む3名が合流し、4名になった追走集団は先頭2名には11秒追いつかなかったものの、他の有力勢に対して10数秒のタイム差を稼ぐことに成功しました。4名のトップでゴールに入ったSimon Yates 選手がステージ3位でボーナスタイムも手に入れました。


Photo BY Giro d’Italia HP

Photo BY Mitchelton-SCOTT Twitter

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Giro d’Italia – Stage 15 Results:
1. Dario Cataldo (Astana Pro Team) 5:48:15
2. Mattia Cattaneo (Androni Giocattoli Sidermac) ST
3. Simon Yates (Mitchelton-SCOTT) +0:11

Giro d’Italia – General Classification after Stage 15:
1. Richard Carapaz (Movistar Team) 64:24:00
2. Primoz Roglic (Jumbo-Visma) +0:47
3. Vincenzo Nibali (Bahrain-Merida) +1:47
8. Simon Yates (Mitchelton-SCOTT) +5:24


翌日の最後の休息日を終えて最終週に入った Giro d’Italia 。
総合優勝者は誰になるのか、現時点ではまだまだ決まらない、目の離せない状況です。
Mitchelton-SCOTT チームのSimon Yates はタイム差的には総合表彰台が現実的な目標か。その走りにご注目ください。